昨年、世界のデジタル音楽の売上高は前年比40%増の29億ドルと高い伸びを示したが、CDの売上高減少による損失はカバーできなかった。国際レコード産業連盟(IFPI)が24日明らかにした。
IFPIによると、CDの売上高は2005年から2006年の間に11%減少した。2007年これを上回る幅で減少した見込みだという。デジタル音楽の売上高の伸びはCDの減少分を大きく下回っており、成長に鈍化の傾向も見られるという。
デジタル音楽市場は2004年には3億8千万ドルだったが2005年には約3倍になり、2006年にもほぼ倍増した。しかし2007年では40%の増加にとどまった。
しかしデジタル音楽のダウンロードはここ5年間で世界の音楽売上高の15%を占めるまでに成長し、現在は正規のライセンスを受けた500以上のサイトが約600万トラックの音楽を販売している。
日本はデジタル市場の成長を牽引しており、特に携帯電話を使用した音楽ダウンロードが大きく伸びている。宇多田ヒカルの「Flavor of Life」は様々なフォーマットで700万ユニット以上販売された。
IFPIによると、正規の音楽売上高の増加は、著作権侵害による数十億ドルの損失を大きく下回った。違法ダウンロードの回数は正規の売上があったトラック数の20倍だったという。
IFPIは仏サルコジ大統領の取り組みを歓迎すると述べた。同大統領は著作権侵害に対する規制強化を打ち出しており、昨年11月にはフランス国内のインターネット・サービス・プロバイダ(ISP)に対して、著作権侵害行為に関与した顧客の接続を自動的に切断するように求めている。
IFPIのジョン・ケネディ代表は、同計画が「インターネット上での著作権侵害を抑制する取り組みの中で最も意義のある出来事だ」と述べている。
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